夢見がち

自分の記録用です。

8月6日(日曜日)

1945年の8月6日から72年経った。

まだたったの72年。

私が生まれた時でさえ51年しか経っていない。

決して風化して欲しいわけじゃないけれど、72年で街は変貌しているのがどこか寂しく、人々の努力の結晶であると思えば、とても誇らしく思える。これに関しては、いつも考えがまとまらない。

 

今年も暑い、とても暑い8月6日だった。

暑いからこそ、いつも思うことがある。

午前8時15分に爆弾が落とされ、信じられないほどの熱い思いをしてもなお、日光と言う暑さに、苦しんだのかと思うと、胸が張り裂けそうになる。残酷だと思う。やり切れない思いがある。でもこれは、経験してない私だからこそ言えることなのかもしれない。

 

午後、映画「この世界の片隅に」を観に行った。席はほぼ満席だった。この作品は元々、中学生くらいのころに原作である、漫画を読んでいた。ずっと頭の中にある話だったから、映画化すると聞いて、驚いたのを覚えている。

去年はドラマ化された。映画を観終えて、やっと全部観れたと思った。

 

全部観終えて、やはり私は、原作が1番好きだと思った。映画やドラマだと内容が削られてしまう部分が多い。ドラマではこの部分が無いのか…映画ではあの部分が無いのか…と、やはり原作を知っている分、どこか寂しい。

けれど、どれも、伝えたい内容は共通していた。伝えたいものが伝わればいいのかもしれない。誰かの記憶の片隅にそれが残ればいいのかもしれない。

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